マンゴーはいかが?
日本でマンゴーと言えば最近こそ手に入り易くはなりましたが、まだまだぱっと買ってむしゃむしゃ食べている人は少ないと思います。
今プロジェクトのあるサメの周辺はちょうどマンゴーのシーズンです。あまりいい品種のものではないので、小粒で、筋の多いマンゴーですが、木に付いたまま完熟した実はそれはそれは甘いものです。
このマンゴー、プロジェクトのサイトから少し山手に入ったムエンベという村(このムエンベという村の名前もマンゴーの木という意味のスワヒリ語に由来しているらしい)の木曜市では、サイズによって一個5〜15シリングほどです。日本円にして2円前後でしょうか。それでも村の子供たちには高いおやつ代のようで、硬貨を握り締め、篭の中からおいしそうなものを選ぶ目つきも真剣です。
ところが今プロジェクトではマンゴーが無料で食べ放題。もっとも甘すぎて一個食べれば十分という気持ちになりますが。
何が起こっているかと言うと、種を集めるためにマンゴーをたくさん買って来ているのです。種を集めてどうするか?無論マンゴーの木の苗を育て、村人への普及に用いるわけです。どうして林業プロジェクトなのにマンゴーを扱うのかって?確かに果樹は「日本の役所の縄張り」では農業です。ではタンザニアの農民が「日本の役所の縄張り」を知っているでしょうか?農民にとっては(誰にとってもだけど)マンゴーは立派な(本当に大きくて立派な)木です。
必要なマンゴーの実の数は12,000個、先日ムエンベで買えた数はたったの500個。はてさてこのギャップをどう埋めたらよいのでしょうか。その後はアボカドも集めなきゃいけないし。マンゴーやアボカドは実が大きいし、種も一個の実に一個ずつしか入っていないので集めるのが大変なのです。

