タンザナイトTOP>No.15:コンドーのバカ アフリカ ヒツジ

コンドーのバカ アフリカ ヒツジ

タンザニアのヒツジ もし読者の中に近藤さんがいたら(いるでしょうね、きっと)申し訳ないのですが、スワヒリ語でコンドーにはバカ、とかノロマという意味があります。

 さてこのコンドーという単語、実はもとはヒツジのことです。そしてヒツジはタンザニアではヤギ、ウシに次多く飼われている家畜です。左がタンザニアのヒツジの写真ですが、日本で考える綿羊とはかなり違うのがおわかりだと思います。

 なぜヒツジにバカと言う意味があるのか?といぶかしく思われるかもしれませんが、タンザニアにいるとこれはもう一目瞭然、本当にバカとしか思えないからです。

 ヒツジ達はまず自分達で自分達の行く所を決められません。殆ど必ずヤギが混じっており、ヤギの先導で放牧されています。これはネパールでも同様でした。

 タンザニアでは道路の周りにも家畜がうじゃうじゃしており、時には車ではねそうになったりして危険です。ウシは歩いている方向に向かって、車が近づこうがどうしようが、ほとんど同じスピードで歩き続けます。ヤギは車を確認すると足早によけます。

 でもヒツジの動きは予想不可能です。車がぶつかる直前まで(ぶつかるまで)微動だにせず道路上に立ちすくんでいる(リラックスしている?)こともあります。そうかと思うと、わざわざ道路を横断して逃げるものもいます。とにかく一番始末におえないのがヒツジなのです。

 こうしたヒツジ達を見ていてふと気が付きました。聖書の昔からヒツジには羊飼いがつきものです。自分達ではどちらへ行って良いのやら分からない動物ですから、当然羊飼いが導いてやらなくては、車にはねられてしまうまで、車が来ていることすら認識しないかもしれません。そう、聖書の昔から…。

 聖書を読まれた方ならお気づきでしょうが、人間はヒツジにたとえられます。キリストは羊飼いにたとえられ、今でも聖職者は牧師、つまりは羊飼いです。ヒツジと羊飼い、単なる中近東の文化でヒツジが選ばれているだけで、キリストが北極圏に生まれたならトナカイとトナカイ飼いでも同じだと思っていました。しかしどうもやはり聖書を書いた人達は、こうしたヒツジの性質を知り尽くしていたがために、ヒツジでなくてはならなかったのではないか、と思うようになりました。

セネガルのヒツジの話はこちら